さよなら肩こり計画第3章【⑨】睡眠と肩こりの関係|枕や寝具の選び方

さよなら肩こり

肩こりと睡眠の深い関係

「しっかり寝たはずなのに肩が重い…」そんな経験はありませんか?
実は肩こりと睡眠は切っても切れない関係にあります。眠っている間に筋肉や神経は修復・リセットされますが、睡眠環境が悪いと回復が不十分になり、肩こりが慢性化してしまうのです。


1. 睡眠不足が肩こりを招く理由

  • 筋肉の回復不足
    睡眠中に分泌される成長ホルモンは筋肉修復に欠かせません。睡眠不足になると肩の緊張が抜けず、疲労がたまります。
  • 自律神経の乱れ
    深い眠りが足りないと交感神経が優位になり、筋肉がリラックスしにくくなります。
  • 血流の悪化
    睡眠不足で体温調節が乱れると血流が滞り、肩のこりや冷えが強まります。

2. 枕が肩こりに与える影響

枕の高さや硬さが合わないと、首や肩に不自然な負担がかかります。

理想的な枕の条件

  • 首のカーブを支える:首と布団の隙間を埋める
  • 高さは横向きでも快適:仰向けと横向き両方でバランスが良い
  • 硬さは適度:沈み込みすぎず、頭をしっかり支える

👉 高すぎる枕 → 首が前に曲がり、肩こり悪化
👉 低すぎる枕 → 首が反って筋肉が緊張

枕の選び方のポイント

  • 仰向けで頭を乗せたとき、顔がわずかにあごを引く程度
  • 横向きで寝たとき、首から背骨がまっすぐ一直線になること

3. マットレスや寝具の選び方

枕だけでなく、体全体を支える寝具も重要です。

  • マットレスの硬さ
     柔らかすぎ → 体が沈み肩に負担
     硬すぎ → 圧迫されて血流が悪化
     → 「体が沈みすぎず、寝返りしやすい中程度」が理想。
  • 掛け布団の重さ
     重すぎると肩や首に圧迫感がかかり、こりやすくなる。
  • 寝室環境
     温度は20℃前後、湿度は50%前後が快適。冷えすぎは肩こりを悪化させるので注意。

4. 睡眠中にできる肩こり対策

  • 寝返りを妨げない:十分なスペースを確保
  • 肩まで布団をかける:肩を冷やさない
  • 横向きで抱き枕を使う:肩と腕の負担を分散できる

5. 良質な睡眠をとる生活習慣

  • 就寝前のスマホやPCは控え、ブルーライトを避ける
  • 軽いストレッチや入浴で体を温める
  • 寝る直前のカフェインやアルコールは控える

👉 「眠りの質」を高めることが、肩こり改善の近道になります。


まとめ

肩こり改善には、日中の姿勢や運動だけでなく、夜の「睡眠環境」が大きなカギを握っています。
枕やマットレスを見直し、快適な眠りを手に入れることで、朝起きたときの肩の軽さが変わってきます。

次回は「運動不足が招く肩こり|おすすめの運動・筋トレ」を紹介します。

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