さよなら肩こり計画第4章【⑩】運動不足が招く肩こり|おすすめの運動・筋トレ

肩こり

肩こりと運動不足の密接な関係

「最近あまり動いていないな…」と思ったとき、同時に肩こりを感じていませんか?
実は運動不足は肩こりの大きな要因のひとつです。筋肉が硬くなると血流が悪化し、首や肩の疲労が抜けにくくなります。

特にデスクワークやスマホ使用が多い人は、体を動かす機会が少なくなり、肩周辺の筋肉が固まってしまいがち。この記事では、肩こりと運動不足の関係、そして自宅で簡単にできる運動や筋トレを紹介します。


1. なぜ運動不足が肩こりを悪化させるのか

血流の停滞

筋肉は動かすことで血液の流れを促します。運動不足になると肩や首の血流が滞り、酸素や栄養が届きにくくなります。

筋力低下

肩や背中を支える筋肉(僧帽筋、肩甲骨まわりの筋肉など)が弱まると、正しい姿勢を保てず猫背になり、肩こりが悪化します。

姿勢の固定化

同じ姿勢を長時間続けることで、肩や首の筋肉が硬直。運動不足の人ほど「ほぐす動き」が少なく、こりが慢性化しやすくなります。


2. 肩こり解消におすすめの運動

ウォーキング

  • 血流を全身に巡らせ、肩周りの緊張をほぐす
  • 1日20〜30分、背筋を伸ばして歩くのが理想

ラジオ体操

  • 短時間で全身を動かせる万能運動
  • 特に肩を回す動きが肩甲骨まわりのストレッチに効果的

ヨガやピラティス

  • 呼吸と合わせてゆっくり筋肉を伸ばすことで、緊張を解消
  • 「猫のポーズ」「肩回しポーズ」などが肩こりに効果的

3. 肩こりに効く筋トレメニュー

筋肉をつけると「血流改善+正しい姿勢の維持」がしやすくなります。

ショルダーシュラッグ

  1. 両手にペットボトル(500ml~1L)を持つ
  2. 肩をすくめるように持ち上げ、ゆっくり下ろす
    👉 僧帽筋を鍛えて肩の血流を改善

リバースプッシュアップ

  1. 椅子に手を置いて、足を前に出す
  2. ひじを曲げて体を上下に動かす
    👉 上腕と肩まわりの筋肉を強化

チューブローイング(ゴムバンド使用)

  1. ゴムチューブを足に固定し、両手で引っ張る
  2. 肘を後ろに引く動作を繰り返す
    👉 肩甲骨まわりを動かし、姿勢改善に効果的

4. デスクワーク中にできる軽運動

  • 肩を大きく前後に回す
  • 首を左右にゆっくり倒す
  • 背伸びで全身を伸ばす
    👉 仕事の合間に1分でも行うと、肩の緊張がリセットされます。

5. 運動を続けるコツ

  • 毎日同じ時間に行い、習慣化する
  • 無理せず「ながら運動」から始める(テレビを見ながらストレッチなど)
  • 運動日記やアプリでモチベーションを管理

まとめ

肩こりは「動かないこと」で悪化します。血流を促し、姿勢を支える筋肉を強くするために、ウォーキングやストレッチ、軽い筋トレを生活に取り入れましょう。

「今日はちょっと体を動かそう」――その小さな積み重ねが、肩こりの根本改善につながります。

次回は「肩こりと自律神経の乱れ」について詳しく見ていきます。

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