さよなら肩こり計画第2章【⑦】肩こりを和らげる食事と栄養素

さよなら肩こり

食事が肩こりに影響するって本当?

肩こりと聞くと、姿勢や運動不足をまずイメージしますよね。ところが、毎日の食事も肩こりの改善や悪化に大きく関係しているんです。筋肉や神経は栄養によって働きが変わるため、バランスの悪い食生活は肩こりを慢性化させる要因となります。

この記事では「肩こりを和らげる栄養素」と「おすすめの食材・食べ方」をご紹介します。


1. 肩こりに効く!注目の栄養素

① ビタミンB群(特にB1・B6・B12)

  • 役割:糖質をエネルギーに変えたり、神経や筋肉の働きをサポート
  • 不足すると?:疲れやすくなり、肩こりやしびれが悪化することも
  • 豊富な食材:豚肉、玄米、大豆、まぐろ、卵、バナナ

② マグネシウム

  • 役割:筋肉の収縮と弛緩を調整する「リラックスミネラル」
  • 不足すると?:筋肉が硬直しやすくなり、肩のこわばりが強まる
  • 豊富な食材:海藻、ナッツ類、ごま、豆類、ほうれん草

③ タンパク質

  • 役割:筋肉の材料。しなやかな筋肉を作るために必須
  • 不足すると?:筋肉が弱まり、血流が滞って肩が凝りやすくなる
  • 豊富な食材:魚、鶏肉、大豆製品、卵、乳製品

④ ビタミンE

  • 役割:抗酸化作用+血行促進
  • 不足すると?:血流が悪くなり、冷えや肩こりを助長
  • 豊富な食材:アーモンド、かぼちゃ、アボカド、植物油

⑤ オメガ3脂肪酸

  • 役割:血液をサラサラにし、炎症を抑える
  • 不足すると?:血液の流れが悪化し、筋肉疲労が回復しにくい
  • 豊富な食材:青魚(さば・いわし・さんま)、えごま油、亜麻仁油

2. 肩こりを悪化させやすい食習慣

塩分・糖分の摂りすぎ

→ 血流が滞りやすくなり、むくみや冷えを招く。

カフェインやアルコールの過剰摂取

→ 自律神経が乱れやすく、肩こりや頭痛を悪化させる。

不規則な食生活

→ 血糖値の乱高下や栄養不足が疲労感を増幅。肩こりの回復を遅らせる。


3. 1日の食事に取り入れる工夫

  • 朝食に「バナナ+ヨーグルト」でビタミンB群とタンパク質を補給
  • 昼食は「豚肉入り野菜炒め+玄米」で疲労回復
  • 間食に「素焼きアーモンド」でビタミンEとマグネシウム
  • 夕食は「焼き魚+みそ汁+豆腐」でタンパク質&オメガ3

無理なく続けるには「1日1つ肩こり食材をプラスする」くらいから始めると続けやすいですよ。


4. 栄養補助食品の活用

食事だけで摂りきれないときは、サプリメントを使うのも一つの方法です。特にビタミンB群やマグネシウムは不足しがちなので、栄養バランスを整えるサポートとして取り入れると◎。ただし、あくまで「補助」であり、基本は食事から摂ることが大切です。


まとめ

肩こりは「姿勢」や「運動不足」だけでなく、日々の食事からも大きな影響を受けています。ビタミンB群、マグネシウム、タンパク質、ビタミンE、オメガ3などを意識して取り入れることで、筋肉の緊張がやわらぎ、血流も改善されます。

次の記事では、生活習慣を見直す観点から「デスクワーク中の正しい姿勢と環境づくり」を紹介していきます。

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