【さよなら肩こり計画⑫】肩こりと眼精疲労(目の疲れ)
パソコンやスマホを長時間使ったあとに肩や首がこる…。その背景には**眼精疲労(目の疲れ)**が隠れていることがあります。
このシリーズ「さよなら肩こり計画」では、肩こりをさまざまな角度から解説。
今回は第12章として、肩こりと目の疲れの関係、そして改善方法について紹介します。
眼精疲労とは?
「眼精疲労」とは、単なる一時的な「疲れ目」とは異なり、休息をとっても改善しにくい目の不調を指します。
- 視界がかすむ
- 目が重い・痛い
- 頭痛や吐き気を伴う
といった症状に加え、肩こりや首のこりもセットで現れることが多いのが特徴です。
肩こりと眼精疲労の関係
目の筋肉と肩の緊張
目のピントを合わせる「毛様体筋」が疲労すると、その緊張が首や肩の筋肉にまで及びます。結果として肩こりが悪化します。
姿勢の悪化
PCやスマホを見続けると前傾姿勢になりやすく、首から肩に大きな負担がかかります。特にデスクワーカーは要注意。
自律神経との関係
目の酷使は交感神経を刺激し、血流を悪化させます。血行不良は肩こりをさらに強める悪循環に。
眼精疲労を引き起こす生活習慣
- 長時間のデスクワーク
- ディスプレイの高さや明るさが不適切
- スマホを就寝前まで使う
- コンタクトレンズやドライアイの影響
これらの習慣は、目と肩の両方を疲れさせます。
改善のためのセルフケア
20-20-20ルール
20分作業したら20フィート(約6m)先を20秒見る。目の筋肉を休ませる基本ルールです。
温めケア
ホットアイマスクや蒸しタオルで目を温めると血流が改善し、肩こりも和らぎます。
目のマッサージ
こめかみや眉頭をやさしく押すとリラックス効果が期待できます。
作業環境の改善
画面は目線より少し下に設置し、明るさは部屋と画面で差が出すぎないように調整しましょう。
栄養でサポートする方法
- ルテイン(ほうれん草・ブロッコリー):目の酸化ストレスを軽減
- アントシアニン(ブルーベリー・カシス):目の疲労回復に効果的
- ビタミンA・C・E:目と血管の健康維持に重要
バランスの良い食事が、肩こり+眼精疲労改善の基盤となります。
まとめ
眼精疲労は現代人の肩こりを悪化させる大きな要因です。
- 作業環境の見直し
- 休息と温めケア
- 栄養補給
これらを意識することで、目と肩の両方をケアできます。
次回は「肩こりとストレス・メンタルの関係」をテーマに解説していきます。